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シッター(Sitter)とは何か

更新日:2025年12月19日

この記事では、ホロトロピックブレスワークにおける「シッター(Sitter)」という役割について紹介します。シッターは、何かを導いたり教えたりする存在ではなく、内側のプロセスが自然に進むための「場」を支える在り方です。 少し抽象的に感じる部分もあるかもしれませんが、ホロトロピックの安全性と深さを理解するための大切な土台となる考え方です。ご自身のペースで読み進めてみてください。

ホロトロピックブレスワークにおいて、シッターは参加者(ブリーザー)の内的プロセスを安全に支えるために欠かせない存在です。


シッターなしにセッションは成立せず、その役割は単なる付き添いではなく、ブリーザーが自身の深層へと向かうための「場」を保持する高度な実践です。


シッターは介入や誘導を行うのではなく、内側の自然な治癒力と知性が働くための外的な土台となります。 無条件の肯定的関心(Unconditional Positive Regard)という姿勢 シッターの在り方の中心には、心理学者カール・ロジャーズが提唱した「無条件の肯定的関心(Unconditional Positive Regard / UPR)」があります。


これは、相手を評価や条件づけなしに受けとめ、その存在そのものを尊重するという、人間性心理学の主要概念です。 UPR は、共感・受容・非条件性という三つの要素から成り立っています。


共感とは、相手の内的世界を深く理解しようとする姿勢。受容とは、どのような体験にも判断を持ち込まずそのまま見守る態度。


そして非条件性とは、どのような状態であっても相手の価値が揺らがないという前提に立つ姿勢です。


こうした態度が組み合わさることで、ブリーザーは安心して自己の深層へ向かうことができます。


UPR を日常に広げるということ UPR はブレスワークの場に限らず、日常の多くの場面に応用できます。


判断を手放して相手を尊重する姿勢は、家族やパートナーシップ、友人関係、職場などで信頼と深い理解を育てます。


また、自分自身に対して UPR を向けることは、自己受容や心理的ウェルビーイングを高め、内的な成長を支える重要な要素となります。


子育てや教育の場においても、無条件の受容は子どもや学生の健やかな発達を支える基盤となります。


シッターの役割の本質 セッション中、シッターはブリーザーの身体的・感情的安全を最優先にし、必要なときには静かで的確なサポートを提供します。


しかし、体験を方向づけたり、意味づけたり、解釈したりすることはありません。起こっているプロセスを妨げずに見守ることが、内なる治癒力(Inner Healing Intelligence)が働くために不可欠です。


また、セッションで共有された体験はすべて守秘され、倫理的な姿勢が常に保たれます。ブリーザーの尊厳と自主性が守られることで、深いプロセスが安全に展開されていきます。

 
 
 

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